我が子の発達特性を伸ばすには?~大人当事者が思う、絶対に押さえて欲しい事3つ~

こんにちは、ADHD/ASD当事者ゆらりです

当事者の親御様、もしくは支援者の方が読んでくださる事を想定して書いています

今回は、私が仲間と話をしていく中で

「こんな周りの働きかけが助かった」「これ、止めといて欲しかった」という内容を記事にしました

程度や特性、困り事が様々なので、万能のアプローチは無い事は重々わかっていますが

喋っていると「共通でこれは」という事柄がありました

この記事が、子供さんの成長の一助になれば幸いです

「こうあって欲しい」を望まない

理数のセンスがあり、一度行った所なら数年後に訪れても迷わず目的地まで辿り着ける

空間認識能力抜群の同年代の友人の実体験です

子供の頃、パソコンを触る事が好きで、家でも時間があれば触っていたそうですが

母親に見つかる度に「女の子らしくない」「陰気くさい」等、散々言われ続けてきたそうです

おかげで一時期、パソコンを使おうとすると

母親の声の幻聴が聞こえてきて動悸が止まらず、触る事さえ出来なかったとか

今は触れますが、やっぱり「パソコンを使う事そのもの」は苦手との事

好きな事が苦手になり、更に得意な事が活かせない状態になっていて

話を聞いていた私まで気分が暗くなった覚えがあります・・・

子供さんが何かに興味を持ち、没頭していたなら、出来るだけ好きにさせてあげて頂きたいです

叱るだけ、怒るだけをしない

「謝るのが怖い」は、平均以上に叱られる・怒られるを経験している当事者の特徴、とも言えるかも知れません

特に子供さんは「なんか叱られているから改善しないといけない」とわかっていようが、同じミスをします

改善の仕方までわかっていません

謝っても相手が許してくれない経験を重ね過ぎると「謝っても許されない」と思って謝れなくなります

「ごめんなさい」「すみません」が言えない事は、生活していて支障をきたします

私自身は怒鳴られてはいなかったのですが

自覚が乏しいASDの父親が、1ミリの改善を見せないまま、母親の

「ごめんなさいで済むと思うな」

「謝れば全部済むと思って・・・!」

「申し訳無いと思っているなら、気にしてやらなくなるよな?」

と言う言葉を、20数年近く傍で聞き続けていた為、「謝っても許されない」が身体に刻まれていたようで

謝罪すべき場面で、喉が痺れた感じで声が出せない状況がありました

原因に気付いたのが26歳の時でした

この「謝罪恐怖症」を克服するのには、時間がかかります。と、いうより苦痛です

ぜひ「そのミスを改善するにはどうしたら良いか?」を、子供さんと一緒に考えて頂けたら幸いです

(この記事の最後に、「謝罪恐怖症」の事を詳しく書いた、別の記事を載せておきます)

あまり構わない

これが一番大切で、一番大変と思います

既知の数人で集まった時、集まった方の子供さんの見守りを数時間だけしましたが

放っておかなくても片っ端からモノを触って、突然違う事に興味を持って走り出し、急に私に話し掛け・・・

レンタルスペースという空間だから良かったものの

公共の場所なら、手を掴んで、色んな事を制止していただろうな、と感じました

どこに行くか、何をするかわからない

ただ、心配のあまり、あらゆる事に関して先回りをしてやってあげていると

「自分で決めて実行する」体験が圧倒的に足りなくなります

大人当事者の中でも、特性がネックになっているのを差し引いても

試行錯誤をする事の発想自体が抜けている方が散見されます

実行する前に正解を探している風に感じられます。その場から動けません

経験していないから「動けないのは仕方無い」と感じますが

同時に「もし、過去に経験を積んでおけば、結果は違ってきたのかな」、と思う気持ちもあります

私は「帰宅時間と居る場所だけは連絡入れる事」のルール以外、大概自由にさせて貰っていました

相談をするとアドバイスは一応くれますが

「最終決定は自分でしてね。私が言ったからを理由に、私に責任転嫁しないでね。恨まれたくないから」が決まり文句でした

(で、結局悩み自分で調べる癖が付きました)

働き出してから困り、診断を受けましたが、試行錯誤して改善の兆しが無かったら

どれだけ環境が良くても、カミングアウト後に、今の職場に居られなかったと思っています

(環境も影響していますが)大人当事者でやっていけている方、一旦転落しても立て直している方は

「自分で動いてやってみた経験がある」方かな、と感じています

安全と安心が担保された環境に、子供さんを置いて「自分で決めて実行する」体験を積ませてあげて頂きたいです

動けず倒れていく大人当事者を見てきた私の、切実な願いです

とは言っても、中々「安全・安心が担保された環境」が見つけにくいと存じます

(ご家庭でも環境を整えられない様々な事情があると思います)

最近は発達障害が認知され始め、当事者の子供さん向けのサービスも増えてきていますが

・・・多過ぎて、どれが良いか判断しかねますよね、事前体験などして子供さんが気に入れば良いけれど

ネット上で見ただけのサービスを、不用意に勧められないので

オンラインイベントに参加し、別のイベントでスタッフの方と話した事がある、NPO法人の事業をご紹介させて頂きます

NPO法人SOMAの事業「i.Dare」です

当事者の子供さんも、過去に参加なさっているそうです

特性の事を伝えたい場合、フラットに聞いてくださるスタッフの方々だと思います

実際、私がスタッフのお一人に当事者と告げても

「自己紹介の一部を聞いた」感じで、特別態度に変化も無く

その後も懇意にさせて頂いています

この記事を書いた時には「I.Dare」は参加者さんの対象が小学~中学生でしたが

今年の夏から年齢という枠組みをやめています

代表理事の瀬戸さん曰く「そもそもSOMAの活動は、子供だからとか、大人だからとか、という枠組みで考えた事が無くて

本当に大切な事だけ伝えようとすると子供だからとか、大人だからとか、という枠組みで語れる事がほとんどないからです

ここから少しづつ理念もやり方も整えていきたいと思います」との事(ご本人のSNS投稿談)

SOMAの活動理念(ミッション)は「【ひと】が育つ環境をととのえる」でしたもんね、と納得して

色んな世代の方と一緒に過ごす機会なんて滅多に無いから、参加される方々全員の、かけがえの無い体験になるだろうな、と思いました

ご家族でも、子供さんだけでも、大人だけの参加も可能です

「I.Dare」の事は下記の記事を参考にして頂ければ幸いです

今年の夏、最後のI.Dareキャラバンは、8月21日(日)~25日(木)に開催されます

舞台は福間海岸。総合マリンレジャーを運営しているシーガルインさんを拠点に活動します

↓以前実施された、シーガルインさんで活動された「i.Dareの1日in福間海岸」の動画

「サップ(SUP、Stand Up Paddle Board)」と「フィットネス」を掛け合わせて開発された「サップネス」、磯遊び…年齢関係無く皆様楽しんでいる様子が見られました

動画を見ながら

顔を水に付けるのさえ苦手で、泳ぐ事を全力で避けていた幼少期に

プールだと絶対に沈んでいく身体が

なんか良くわからないけど、とにかく身体が軽くなってる気がして

恐る恐る上を向いて、自分の身体が沈まない感覚に驚いて混乱もした事

「海の水って本当にしょっぱいんだ!」と思って、手に付いた海水を何回も舐めた事を思い出しました

(私の海での体験、以上終了。二十数年前)

きっと、言葉に表現しがたい沢山の体験が出来るんだろうな、と感じます

こちらは「i.Dareの1日in福間海岸」のレポートです

詳細・お申込みはこちらから(リンク内に博多駅から福間海岸の行き方解説動画あります)

必要な方に届きますように

※今後の情報を受け取りたい方はメーリングリストの登録orSOMAのLINEお友達追加をして頂ければタイムリーにお手元に情報が届くので、ぜひどうぞ!

いずれにせよ、お子様に合ったサービス、環境が見付かりますように

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