糖質の話~食べたらボーッとするあなたへ~

こんにちは。先日、わらび餅を食べた後に頭がボーッとして、身体も鉛のように重くなって立ち上がる事さえ苦労したゆらりです。

朝に食べたんですけどね、本当に「夜にエネルギーが切れて疲れすぎて動けない状態」になったんですよ。本当に何もしていないのに。

この原因はなんだ?と思ってスマホで検索したら、どうも原因は糖質たっぷりの「わらび餅」っぽい・・・。

前々から気になっていた「糖質」。身体に影響するという事が身を持ってわかったので「なぜ糖質を取ると頭がボーッとしたり、身体がダルくなったりするの?」を調べました。

はじめに断っておきますが、糖質は適度には必要な栄養素です。全く摂らないと身体に悪影響が出ますのでご注意ください。

そもそも糖質って?

糖質とは、脳や神経系のエネルギーの材料です。イメージ通りに甘いものには大抵含まれています。

その他にも米、小麦、じゃがいも、果物、根菜…色々な食品に含まれています。

「炭水化物」って聞いた事があると思いますが、炭水化物から食物繊維を抜いたのが「糖質」です。という事で、結構色々な食品に入っているんですよ。

糖質+食物繊維=炭水化物

糖質=炭水化物-食物繊維

…という感じです。

ちょっと分かりにくいので、図解しておきます。

糖質は身体の中で分解されて最終的に主に単糖類になり、エネルギーとして利用されます。

エネルギーにならなかった糖質は「グリコーゲン」として筋肉や肝臓に蓄えられます。このグリコーゲンは身体からエネルギーが不足した時、分解されてエネルギーとして使用されます。

グリコーゲンは「エネルギーの一時保管」の役割をしてくれる感じです。ただし、グリコーゲンは身体に一定量以上は蓄えられません。

グリコーゲンに変えられない、更に余った糖質は「脂肪」として体内に蓄えられます。

「甘いものばっかり食べてると太るよ!」と言われる理由です…(汗)

糖質を一気に沢山摂ると眠たくなる

糖質を取ると、当然ですが血液中に糖が増えます(血糖値が上がります)。

血液中に増え過ぎた糖をちょうど良い量にする為に、インスリンと呼ばれるホルモン物質が分泌されて糖を細胞内に運びます。

細胞内に運ばれた増え過ぎた糖は脂肪になったり筋肉になったりします。なにはともあれ、血液中の糖がちょうど良い量に戻ります。

ですが、糖質を一気に沢山取り過ぎているとインスリンが一気に沢山出ます。この状態が不必要に続き、そんな量いらない、ってくらいのインスリンが血液中に回ります。

必要な量だけインスリンが出て、ピタッと分泌が止まれば良いのですけどね。そんなに身体はホルモン物質のコントロールが上手じゃないみたいです。

そして、いらないぐらいに出たインスリンが必要な糖…つまり必要なエネルギーまで細胞内に運んでしまいます(これが低血糖状態)。

で、脳に必要なエネルギーが足りなくなるんで、頭がボーッとするんですね。

ボーッとしない為には、どうすれば良い?

色んな方法があるようです。栄養についてまだまだ勉強不足なので、詳しく書かないことにします(不正確な事を書く訳にはいかないし)。

ただ、少なくとも下記2点を意識すれば、冒頭に書いたわらび餅を食べた時の私のような状態にはならないと思います。

糖質たっぷりのわらび餅を噛まずに一気に1パック食べてしまいましたから…(最悪な事をしていた)

1、糖質が多くは無い食べ物を選んで食べる

糖が血液中に過剰に増えなければ、過剰にインスリンが分泌される事はありません。と、言う訳で「そもそも糖質を沢山取らない」事でボーっとする事を防ぎましょう。

どんな食べ物が糖質が多いかは「食べ物 糖質」等のネット検索で出てきます。綺麗に情報をまとめている個人ブロガーさん沢山居ます。

個人的に「サラダチキン」がおススメです。糖質があまり無いので。お腹も満足します。

2、しっかり良く噛んで食べる

噛む事で満腹中枢が刺激されます。そうすると適量で満腹になり食べ過ぎを防ぎます。結果的にインスリンの過剰分泌は抑えられます。

発達と糖質の関係は?

不明です。もっと正確に言うと、研究が進んでいないのでわからないみたいです。

Cinii(日本の学術論文検索サイト)で「発達障害 糖質」と検索したらマウスのあまり関係無い実験の論文が数件出たぐらいでした。

発達を診断されている方とされていない方で比較実験しました!みたいな論文は見当たりませんでした。

発達と腸内環境の関係は?

何らかの関係があるようです。特にASD傾向の方は消化器官の具合が悪い方が多い、という研究報告は多数あるようです。

加えて、最近は腸内環境が発達の困り事に影響しているかも?と研究がされている様子です。

腸内環境を改善する事により、困り事が軽減されるかも知れない…という論文もあります。

参考:三上克央「腸内細菌と発達障害

終わりに

身体がメッチャしんどくなったという実体験をしてしまいましたので、改めて食べ物には気を付けないといけないと思いました…(笑)

ただ、糖質を意識し過ぎてストレスが溜まってしまうと、そのストレスの方が悪影響かも知れないです。

ダイエットなどで糖質制限する時には、極端な事をせず、しっかり調べてから実行してください。

参考資料

ダイエット★ボディメイク★筋トレ★サポートブログ https://makeitsnappyy.com/glycogentoha/

知ってるだけで得をする!よく噛むことで得られる8つの効果 https://hanoblog.com/chew-ones-food-well-7562

牧田善二,眠れなくなるほど面白い糖質の話,日本文芸社,2018

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