こんにちは。ゆらりです
当事者が集まるイベントに興味あるけど、いきなり参加するのは抵抗がある方や
岩切さん主催の「#ハックツお茶会」ってどんな感じなの?という方の参考になったら良いな~と思いながら書いています
必要な方に届きますように
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なお、当事者があつまるイベントは種類も数も沢山あります
・開催空間(リアル/オンライン)
・事前に喋るテーマが決まっているか、決まっていないか
・参加者を限定しているか、していないか(性別、年齢、診断の有無、など)
・告知場所(本人のSNSアカウントのみ、集客サイトで大々的に広報してる、など)
・「そもそも何をするか」っていう内容
リアル、オンライン、当事者だけの会、当事者の関係者も居る会、色々な会を私も参加していますが、雰囲気がそれぞれ違います
どのイベントが良い悪いは無いのですが、私のレポートを読んで
「当事者の集まりってこんな感じなんだ」と想定して、別の会へ参加すると「全然思ってたのとは違う!」という事態になるかもわかりませんので
あくまで「岩切さんが今回主催されたイベントのレポート」と思って頂ければ幸いです
主催の岩切さんってどんな方?
発達障害のお金の部分での不安を無くす為に仕事をしている方で
発達障害当事者やそのご家族の方のライフプランや保険、資産運用、相続プランニングを主軸に個人と法人のお金周りのお手伝いをしています
詳しくは下記のnoteをご覧頂きたいのですが、ご自身の生い立ち故の想いから、このお仕事をやっておられます
この記事を書こうとしてtwitter固定ツイートの「お仕事のご紹介」のnote経由で読んだのですが、感動を覚えています…
個人的な印象としては「親切丁寧(おっちょこちょいな所はご愛嬌)」「明るい」「きさくな」「フレンドリー」という形容詞がしっくりくる方です
参加するまで
今回の「#ハックツお茶会」は彼のtwitterの投稿で知り、貼ってあった下記noteのリンクから応募して参加しました
お茶会のテーマは「発達障害と働くこと」
彼の地元の新潟の和菓子と、コーヒーのドリップパックをレターパックで郵送してもらって、皆で食べながら気軽に話そう!という主旨の会でした
noteの投稿の中の記載を引用させて頂きますが
【当事者だけでなく、「発達障害の人ってどんな感じなのか知りたい」と言う方もぜひ!例えば発達障害の方が部下や同僚に居る方、発達障害の方の親御さんやご兄弟など】
…と、いう訳で、お茶会は誰でも参加可能でした
開催の経緯など詳しく知りたい方はこちら
参加費支払い方法は申し込んだ後に届いたメールに「銀行振り込み・PayPay・Line Pay」のいずれかの選択肢で、と記載されていました
(こんなに支払い方法の選択肢を用意してくれている当事者会主催者、岩切さんくらいかもしれない…)
当日こんな感じ
私がお茶会開始10分前に(自分としては余裕を持って)パソコンを立ち上げ、zoomを繋ごうとすると、何故かパスコード入力が出来ず…
もっと余裕を持って準備しておけば良かった!という焦りと後悔を感じながら、メールで貰ったzoomリンクから入室しました(開始2分前くらいで滑り込みました)
ギリギリセーフ…と安堵しながら入室すると、岩切さんも画面OFF状態で、何やらバタバタしていて(接続トラブルかな?)
「いやあ、すみません。こうやって大丈夫だろうと気を緩めてるとね、こーなるんですよ」
という主旨の発言が聞こえたので
「想定外のトラブルで時間を喰う時ありますよね~。私も10分前にパソコンを立ち上げたのですけど、いつもは反応するキーボードが反応しなくてパスコード入力出来なくて
「遅刻する!(汗)」と慌ててました(笑)」
と私が混ぜ返し「そーゆー時ありますよね!」と返事を貰って数分後から、お茶会が始まりました
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「まあ、私も当事者なので、こうして開始予定時刻1~2分後からスタートしちゃったりと…発達当事者のあるあるも、皆さんと気軽に話せたら良いな、と思います
では、最初に自己紹介から。名前/参加してる場所/診断/今日話したい事/最近気になっている事をお願いします
チャットにメモします…まず最初に僕から話しますね」
自分のやらかしも、参加者さんの喋りやすさの材料にしてしまう所に
岩切さんの、沢山の当事者の方と話してきて培ってきたんだろうな、という
機転の良さの片鱗を垣間見た気がして、最初の挨拶から感嘆していました
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当事者、当事者の親御さん、自分も当事者だと感じるけど金銭面や諸々の事情で病院に行ってない方が参加者さんでした
仕事の事を聞きたい方が多くいらっしゃいました
自己紹介が終わった後
私に「仕事で苦労した場面とか、どんな時が大変でした?」と岩切さんから話を振られました
一般就労の正社員で就職して、その後「仕事がいつまで経っても出来ない」と思い、診断を受けて
隠し切れず当事者だと話して、そのままの立場で働き続けられているレアケース(多分、世の中に一定数は居るけど中々会う機会は無い?)だから、話を振られるだろうな~やっぱり振られた~、と思いつつ
時系列で私の話をして
仕事では「自分が出来ないからメモを取ってるのに〈メモを取らなくて良い〉と周りから言われて
結局仕事が出来なくなり信用は積み重ならないし、もちろん信頼が全くされないのが、当事者と言えない時に辛かった」と話しました
当事者が「目的を達成する為に取る手段」って、定型の方(平均多数者)から見たら異様なんですよね
短期記憶の弱さを補う為に、2倍のメモを取ってたら異質なのです
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話し終えた後「メモ取らなくて良いよ、言われる!メモ取らなくて記憶出来るなら取ってない!なんで制限するの!って思う!」と話に乗ってくださる方が居て
「メモ」がテーマで盛り上がったり
「当事者に向かない仕事、って色々言われているけど、細かく業務を見ないと自分に向くか向かないか、わからない」という点で具体例を挙げてもらったりして
本当に参考になりました
例えば〈当事者は電話が苦手〉と言われていますが、決まりきった応答のみの電話しか来ないなら、パターン化すれば、そこそこ大丈夫ですし
コールセンター経験者の方からは「その場その場で物事が終了するのと計画立てなくて良い点は助かっていた、と感じる」とのご意見もありました
もちろん「事務員をしていた時、電話だけが地獄だった」という方も居ました
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他にも「自分の強みはどう見付けた?」や「医師って当たり外れが大きいよね」「支援者ガチャありますよね」「こんな便利グッズあるよ!」「gift-callって役に立ちそうなアプリありますよ」など
お話のテーマは移り変わって、多岐に渡りました
※ちなみに「https://gift-call.com/ 」はチャットや電話で相談出来るアプリです。無料で使える機能と有料で使える機能があります
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1時間経った時に一旦終了して、その後も1時間くらい話しました
今回のお茶会で印象に残ったのが「未診断なんだけど、当事者の方が集まる会に参加するのは勇気が必要で気後れしていた
でも、こうして喋れて良かった」という感想があった事です
「ああ、やっぱり、気にしている方が居るんだな」と再認識しました
個人的には、全く気にしていないんですけどね
診断って「医療的な支援、公的な援助が欲しい」という方が貰うモノですし
色んな事情で病院に行かない選択をしている「当事者」なんて無数にいるだろうなあ、と思っています
(「未診断」という事に気後れする気持ちは「そうだろうな、私も病院行こうか迷っている時に当事者の方が居るイベントに参加するのはきっと躊躇っていたな」と想像しています)
加えて…郵送してくださったお茶菓子が美味しかったです!機会が無いと新潟のお菓子なんて食べれませんもん(笑)
終わりに
主催者さんの人柄が反映されたのか、「こうゆう事辛いよね~」と言いながらも
生活を楽にする為にしている対策が出てきたり
自分の仕事はどんな感じで、どんな所が自分と相性が良かった悪かったという具体的な話をしてくださる方の話が聞けたり
明るい和やかな時間を過ごせて、気分が良くなりました
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様々なカラーの会があるので、もし「参加した会の雰囲気がちょっと合わない」という事があっても
別の会では何だか気持ち良く過ごせた!という事は多々起こると思います
もしかしたら、参加メンバーも毎回変わるはずなので
合わないと感じた、同じ会に再度参加しても「あれ?なんか今回は良かった」と感じるかも知れません
記事がお役に立てたら幸いです
ではまた
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